たかが自炊、されど自炊

皆さんは、自炊ってしますか?

毎日、仕事から帰ってそこから夕ご飯を作るのはなかなかしんどいことだと思います。

仕事でヘトヘトな状態で、夕ご飯のメニューを決めて、材料を集めて調理をする。

やっとできて食べ終わったら、今度は片付け。

それならカップ麺でいいかぁって思っちゃいますよね。

 

私も、転職する前はそうでした。

(あ、別に転職を勧めているわけじゃなくて、あくまで自炊の話)

私は調理師なので、以前は旅館に勤めていました。

 

朝は、仕込みがあるので7:30から出勤。

夜は早くても、21:30帰宅でした。

家に着くのは22時くらいで、そこから夕ご飯を食べる気にもなりませんよね。

 

食べることをおろそかにし続けて1年ほど経った頃。

体に異変が起こり始めました。

 

前までは、休みの日には凝った料理をして、自分の好きな映画を見たり、好きな本を読んだりしていました。

しかし、その頃は何もする気が起きなくなっていました。

 

休みの日はお昼まで寝て、お昼にテキトーにカップ麺を食べる。

そこからYouTubeをダラダラ見ながら、気づいたら夕方。

夕ご飯もテキトーに弁当を買って食べて、寝ていました。

 

そんな休みの日を過ごしていても、疲れは取れるはずもなく、嫌だ嫌だと、重い体を引きずって仕事に行っていました。

 

勤めて2年目の冬に、一体自分は何のために生きているんだろうと思うようになりました。

毎日、仕事に行くためだけに生きているような感覚に陥っていました。

 

とりあえず、1番この生活の要因になっているかを考えました。

 

それは、自分の時間がないことです。

 

毎日帰れば、出勤まであと何時間と数えながら過ごし、休みの日は仕事のことばかり考えながら過ごしていました。

 

私はこんな生活をするために生きているのか。

こんなに働いて、何になるのかわからなくなっていました。

 

このままじゃだめだ。

そう思い、時間がきちんと決まっている職場に変えることにしました。

職場を変え、自分の時間が増えて、次に考えたのは毎日の食事です。

 

カップラーメンと弁当の生活をやめようと考えました。

 

1週間に1度、業務用スーパーに行き、1週間分の食材を買います。

そこから、お昼はお弁当にし、夜は自炊をすることにしました。

 

生活を変えて1週間。

気持ちの変化が現れました。

 

食事をきちんとすると、毎日きちんと生きようと思います。

 

休みの日も、好きだった映画や読書をするようになりました。

また、食費が安くなった分、貯金ができるようになりました。

 

食事ひとつでこんなにも違うのかと、驚きました。

 

毎日、帰ってからそんな時間ないよとか、作るのめんどくさいよとか思うと思いますが、簡単なものでもいいです。

何か毎日作って食べるだけでも気持ちの変化が実感できると思います。

 

読んでいる方の中には、お前が調理師だからだろとか思う方もおられると思いますが、調理師でもしんどい気持ちはわかります。

 

だから毎日簡単なものでも作るという、一つの変化をつけるだけでも変わるんじゃないでしょうか。

 

ぜひ、やってみて下さい。

 

ではまた次のブログで。